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Web制作周りの職種解説!マークアップエンジニア・コーダー・フロントエンドエンジニア・Webデザイナーの違いとは?

Web制作のマークアップエンジニア、コーダー、フロントエンドエンジニア、Webデザイナーの4つの職種をイメージした人々

Web制作における職種名には「マークアップエンジニア」「コーダー」「フロントエンドエンジニア」「Webデザイナー」など、さまざまな名前があります。
これらは役割や求められるスキルが異なり、転職やキャリア形成において重要なポイントとなります。

そこで今回はこれら4つの職種について詳しく解説し、それぞれの特徴や違いを分かりやすくお伝えします。
Web制作に関心がある方や転職を考えている方に役立つ内容となっていますので、ぜひチェックしてみてください!

Web制作の職種の違いを理解しよう!

これからそれぞれの職種について解説していきますが、これらの職種には明確な区分がなく企業やプロジェクトによって役割や呼び方が異なるため、少し混乱しやすいところがあります。
求人情報でも同じ呼び名が違う意味で使われることがあるため、ここでの説明はあくまで参考程度にご覧ください。

マークアップエンジニア

マークアップエンジニアは、Web制作が始まった頃に活躍していた職種です。

当時はCSSやJavaScriptがまだそれほど発展しておらず、Webページのデザインやレイアウトの多くがHTMLタグだけで完結していました。
文字色やフォントサイズ、中央揃え、簡単なアニメーション、さらにはページ全体のレイアウトを設計したりとさまざまな作業をHTMLで対応していたため、マークアップエンジニアはWeb制作の中心的な存在でした。

しかし技術の進化により、CSSがデザインやスタイルを担い、JavaScriptが動的な機能の実装を担当することで、より高度なWebページが作れるようになりました。
このような変化により、HTMLはWebページの構造や内容を整理する役割に特化し、マークアップエンジニアが担っていた作業の多くは他の職種へと引き継がれていきました。

こうした流れの中でマークアップエンジニアという職種は次第に姿を消し、今ではフロントエンドエンジニアやコーダーといった職種がその役割を担うようになりました。
現在では「マークアップエンジニア」という職種はほぼ消滅したと言えるでしょう。

コーダー

コーダーは、デザインカンプをもとにHTMLやCSSを使ってコーディングを行い、Webページを形にする職種です。

簡単なJavaScriptやjQueryを使ってボタンの動きやアニメーションを実装したり、WordPressを導入してWebサイトの管理機能を追加したりすることもあります。
またデザインを忠実に再現するだけでなく、使いやすさや動きのある表現を加える役割も担っています。
知識が浅い段階ではWebサイトの運用や更新業務を任されることも多いです。

コーダーはフロントエンドエンジニアの仕事の一部を担当するような位置付けであり、初心者がステップアップを目指す入り口として最適な職種です。
フロントエンドエンジニアへのキャリアアップを視野に入れながら、まずコーダーとして経験を積むのが良いでしょう。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、WebページやWebアプリケーションのユーザーが直接操作する部分を開発する職種です。

主にHTMLやCSSに加え、JavaScriptを活用して見た目のデザインだけでなく、ボタンをクリックしたときの動きや画面の切り替えなど、ユーザー操作に応じた動作を実現します。
またReactやVue.jsといったモダンなJavaScriptフレームワークを使うことが多く、効率的で高度な開発が求められます。

さらにフロントエンドエンジニアはWebアプリケーションの開発に携わることもあり、バックエンドと連携してデータを表示したり、動的な機能を実装したりする場面もあります。
例えば非同期処理を活用することで、ページを再読み込みせずにリアルタイムでデータを取得する仕組みを作ることも重要な役割の一つです。
こうした技術を駆使してユーザーが快適に使えるWeb体験を提供するため、デザインの再現だけでなく機能性やパフォーマンスの最適化にも注力します。

フロントエンドエンジニアは専門性が高く、経験を積めば高収入を目指すことも可能です。
モダンな技術を活用して、Web業界でより大きな可能性を切り開く職種として多くの注目を集めています。

フロントエンドエンジニアの仕事内容は別記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

Webデザイナー

Webデザイナーは、Web制作の中でも特に幅広い意味で使われてしまっている職種です。
近年では分業制が進みWebデザイナーの主な役割は、Webページやバナーのデザイン、UI/UXの設計など視覚的な部分を中心に担当することが一般的になっています。

一方で職場やプロジェクトによってはデザインだけにとどまらず、HTMLやCSS、軽いJavaScriptを使った簡単なコーディング作業まで任されることもあります。
小規模なプロジェクトや保守運用がメインの現場では、デザイン以外にも運用や更新作業を含む幅広い業務を求められるケースも少なくありません。
そのためWebデザイナーに求められるスキルや業務内容は環境によって大きく異なります。

また求人や募集要項の中には、経験が浅い人やデザイン以外にも広く浅くスキルを持つ人をターゲットに「Webデザイナー」という職種名を使う場合もあります。
このような背景からWebデザイナーとして働く際には、どのようなスキルや役割が求められているかを事前に確認することが大切です。

まとめ

Web制作における職種の呼び方や役割は企業やプロジェクトによってさまざまです。

例えば実力派のフロントエンドエンジニアとして働いている方の名刺に「コーダー」と記載されているケースを見たことがあります。
また特に注意が必要なのは「Webデザイナー」です。
この呼び方は非常に幅広い意味で使われることが多く、転職後に「思っていた業務内容と違った」というギャップが生じる場合も少なくありません。

こうしたミスマッチを避けるためにも、転職活動やキャリアを考える際には職種名だけで判断するのではなく、自分が担当する範囲や業務内容をしっかりと面接時に確認しましょう。
そうすることで自分のスキルや目指すキャリアに合った職場を見つけやすくなります。

それぞれの職種の特徴を理解し、自分に合った道を見つけてください!